2013年10月21日月曜日

私達の役目

一組のご家族の話を、ご紹介させて頂きます。

そのご家族はとある日に店頭に
五人家族を一枚の絵に描いてもらえないかというお問い合わせにいらっしゃいました。

ご注文自体は全く問題がなく、引き受ける方向でお話を伺っていたところ、
ご来店されていたのはお父様、お母様、お兄ちゃんの三名。
わんちゃんはお家でお留守番。
あとのお嬢さんは、
既に、他界されているとのことでした。

生まれてからすぐに保育器に入り、口元にはマスク。
生きているうちはマスクがとれなかったそうです。
勿論、お写真も口元にはマスクがされています。

難しい条件ではありますが、
私も子供の誕生を控えている身。
このご注文をされること自体が、
如何にこのご家族にとって勇気のいる決断だったことかを考えると、
何が何でも力になって差し上げたい。
そう思いました。


まだまだ未熟なアーティスト人生ですが、
ここまでの経験を活かし、
ここはお父様に似ていただろうな、
ここはお母様似かな。
元気だったら、お兄ちゃんやワンちゃんとはこうやって遊んだかな。
様々なイメージを膨らませ、
ご家族の夢の姿を表現しました。


直接お渡しは出来なかったものの、
絵が届いた後に、お母様から、感謝のメールを頂きました。

そこには、ご来店された時の気持ちと、
絵を見た時の感動が記されていました。


どんな絵にして欲しいか、希望を口にすると涙が出てきそうで、
上手く店頭では希望を伝えられず、後悔していたそうです。

しかし、出来上がった絵を見て、
お嬢様の姿、表情、お兄ちゃんと繋いだ手、お嬢様に寄り添うワンちゃん。
家族の構図ひとつひとつが理想とするもので涙が止まらなかったとのこと。

叶わなかった現実が、
カリカチュアによって叶えられ、
幸せな気持ちでいっぱいだです。
ありがとうございました。
と締めくくられていました。


これが私達の役目だと感じました。
人々の幸せに貢献することに、自らの幸せを感じること。
この先お店が増えても、仲間が増えても、
ここだけは欠けさせないようにしよう。
そう改めて心に誓った出来事でした。



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